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[転載]日本の資源と発電技術について1

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今日は資源と発電の種類について考えてみる。

1.資源

①メタンハイドレート

まず 青山繁晴氏 夫人で、ひょっとすると 青山繁晴氏 よりも能力のある人物かも知れない水産学博士にして女性船長 青山千春氏 が発見した安価で簡便な魚群探知機による調査方法が国際的な特許として認められた事でも知られる メタンハイドレート

メタンハイドレート の長所としては単純燃焼時、石油石炭と比べて二酸化炭素の排出量が天然ガスと同様で少量である事、原油価格において1バレル40-50㌦のレベルでも十分に採算が取れる事、天然ガスと変わらない為に既存のシステムで活用できるというこの三点である。

採取方法としては、加熱法(温水圧入法・坑井加熱法)・減圧法分解促進剤注入法(メタノールなど)・ゲスト分子置換法(二酸化炭素など)、ハイドレート格子にメタン分子より、二酸化炭素分子のほうがより安定してトラップされる性質を用いて、メタンと二酸化炭素を置換する。ピストン打法(独立総合研究所が開発)。そして今年愛媛大学大学院理工学研究科のグループが開発した、液中プラズマでメタンハイドレートを分解し水素として採取する技術がある。

科学雑誌ニュートンの01年1月号の記事では既に、アメリカのオレゴン州沖、中米のコスタリカ沖、アメリカ東海岸のノースカロライナ州沖、カリブ海の沿岸、ノルウェー沖の北大西洋、ベーリング海、オホーツク海、南西アフリカ沖、インドの沿岸とともに南海トラフが取り上げられている。

南海トラフ・日本海・東シナ海等で、天然ガスの現在年間消費量換算で約140年分という膨大な量が存在し、日本の主力エネルギーとなり得るものである。日本海・東シナ海の調査では中国・韓国も調査を進めており、妨害工作も度々行われている。

採取方法が困難だという批判があるが上記の様に六つの採取法が確立されており、株式会社が参入している時点で経済やコストに疎い学者が描いた空論コストでもない事は明らかである。

②天然ガス

日本には尖閣侵略、中間線の中国側から資源を吸い取るといった姑息な手段を取っている中国のやりくちで有名な 東シナ海ガス田 がある。

ただこの東シナ海ガス田は、操業を開始したとしても上海周辺の需要量から、一から二年の需要を賄なう程度の埋蔵量しかないのではないかと推定されており、採算性のある事業ではないというのが現在の見方である。このことから、中国の真の狙いはガス田の開発それ自体より、日中中間線付近に複数のプラットフォームを建設することにより、日中中間線近くの海上に「事実上の中国領土」を人工的に作り上げ、第一列島線の一部でもある東シナ海の制海権と軍事的優位を確立することにあるのではないかと推定されているという話もある。

この他には、南関東ガス田等 全国で七ヵ所のガス田があり、埋蔵量は35億5540万立方メートルを誇っている。

③石油藻類

今月四日、仙台市は筑波大、東北大と共同で、石油を作る藻「オーランチオキトリウム」の実用化に向けた研究に乗り出す方針を固めている。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた下水処理施設「南蒲生浄化センター」(宮城野区)に集まる下水で、オーランチオキトリウムを増殖する実証実験を本年度内に始める予定である。 

研究の第一人者として知られる筑波大大学院生命環境科学研究科の渡辺信教授は5日、東北大関係者とともに奥山恵美子市長と会談し、連携の在り方を協議する。実現すれば、再生可能エネルギーの生産、下水処理の費用削減を両立させた環境配慮型の「究極の循環システム」(市幹部)が構築できる。市は「新次元の防災・環境都市」を基本理念に掲げる震災復興計画で、シンボル事業の一つに盛り込む考えだ。 

実証実験は、有機物を吸収して増殖するオーランチオキトリウムの性質に着目。南蒲生浄化センターに流れ込む生活排水を使い、オーランチオキトリウムを増殖させて石油の生産量や残りかすの成分を分析し、コストを含め大量生産に向けた基礎データを集める。 

水温30度程度で増殖が活発になるため、下水処理の廃熱利用も検討する。オーランチオキトリウムから石油を抽出する技術は、東北大大学院工学研究科が担う。燃料だけでなく、化学原料にもなることから、産業振興の面でも期待は大きい。 地元企業が参加できるような枠組みも模索する。 

渡辺教授は宮城県丸森町の出身で、東北大理学部を卒業した。関係者によると、藻類バイオマスプロジェクトの推進に意欲的な渡辺教授は「東北の被災地の復興に貢献したい」として、今回の共同研究が実現したという。

という記事を見つけた。これが本当だとしたら、日本の石油生産能力は中東をも超える能力を持つ事になる。ご存知のように現代社会では、石油の無い世界というのは絶対にありえない。燃料に使用するだけでなく、プラスチック・合成ゴム・アスファルト・食品関連・化粧品等ありとあらゆる製品に利用されている。

石油を生み出す藻と言えば、オーランチオキトリウムだけではなく榎本藻という藻類もある。この藻は岡山大学の 榎本秀一教授 が発見した藻であり、特徴として

1.ボツリオコッカスの一種
2.一般的なボツリオコッカスに比較して一ヶ月間で約1000倍の量に増殖
3.雑菌等の他の生物が混在する環境でも培養が可能となる堅牢性
4.生産する燃料は重油に相当する高い品質
5.性能を最大限に発揮できる培養法の開発にも成功(榎本培地)

というものである。株式会社IHI(以下、IHI)と有限会社ジーン・アンド・ジーンテクノロジー(以下、G&GT)および株式会社ネオ・モルガン研究所(以下、NML)は、IHI NeoG Algae(アイエイチアイ ネオジー アルジ)とで合同会社を設立し、藻類バイオ燃料事業に関する技術開発を共同で実施することに合意した。なお、会社設立は平成二十三年八月上旬を予定しており、IHIは本事業の推進のため、当初二年間で四億円の投資を行うそうである。

NMLという米国ユダヤ系の財閥系統が絡んでいる所があまりいただけませんが、このうたい文句が本当だとするとかなり画期的であると言える。本当だとするとというのはかなり失礼に値しますね。というのも、企業や米国系が絡んでいるという時点でかなり信用性が高い場合が大きいからです。

何故なら学者から官というのは、学者自体が研究費用の捻出の為に官に頼りたがる傾向があり、さらに経済性・コスト性という事自体研究念頭からは除外しがちなものです。ところがこの榎本藻は米国、そして洗練された企業が出資している所からもかなりの可能性を秘めているものと思われる。その意味では、オーランチオキトリウム よりもこの 榎本藻 の方が明らかに未来性があると言える。

オーランチオキトリウム の問題点はそれだけではありません。増殖能力が劣る事は話しましたが、光合成をしない事も問題である。つまりオーランチオキトリウムを動かすには餌が必要であり、耕作放棄地で簡単に生成というわけには行かないのである。

また項目3の部分も重要である。例えば耕作放棄地に水を張りコストを掛けずにアオミドロを増殖させてください、と要請があった場合はどうすればよいでしょうか? 耕作放棄地に水を貼り、アオミドロを食べるボウフラやヤマトヌマエビを駆除し、動物性プランクトンの発生を抑えなければいけない。

つまりオーランチオキトリウムの堅牢性については未知数なのである。下水に注入したからといって、細菌の宝庫である下水で勝ち抜ける程の力があるのかどうか? という事である。以上を考えると 榎本藻 の方が未来性があると言えよう。


転載元: ニュースから思うこと


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